孤島の鬼

日々の備忘録。文章表現、感情表現の練習の場です。更新はなるべく毎日・・・

連休最終日

今回の連休は家族サービスをテーマに与えて与えて与えまくるのだ、それこそが自身の幸せ!ということでガンガンに奉仕した。いやあ、皮肉に聞こえるかもしれないけど、一旦そう決めて、半分プレイで家族に接すると、みんな優しさを返してくれて嬉しい。子供なんかはまだわがまましたい盛りだから、いろいろトラブルはあるけど、親父が心穏やかに、なんだか優しいとそれだけで懸念事項が減るのか、いつもよりリラックスしている感じ?楽しそうだし安心感があるのか、いつもよりやや機嫌が良かったような気がする。娘の機嫌がいいと、自分も機嫌良くなる。良いスパイラルだ。嫁もこれを見て心なしか機嫌が良いように思う。嫁はこのスパイラルの輪から離れた存在、ってなんでやねん。なんでこれだけ尽くして尽くして、おめえはそんな感じなんだよ!って思わなくもないが、まあもうこればっかりは。そういう気持ちで人に奉仕するな、見返りを求めるな、なんてことをよく言いますので自分もそれに則って、見返りなんて求めませんよ。与えて与えて与えつくせば良い。だって自分なんか、結局ないんだもの。

みうらじゅんの『さよなら私』を読んで、結局自分なんてないことを再認識した。自分なんてものはそもそもないのに、これまでの蓄積で自分が成り立っていると思い込んでしまう。蓄積で成り立っている部分なんて、意味がない。今どうするかだけ。これだけ与えても見返りがない、なんてことは過去を覚えているから。過去なんて一切は過ぎ去ったもので、その瞬間瞬間にみんなの笑顔が観れただけで、それだけでいいじゃないか。嫁も笑顔を見せてくれているのです。愛した女が笑ってくれている、それだけでいいじゃないですか。信じられるのはその一瞬だけで、十分じゃあないですか。そんなことを考えながら連休最終日。娘をプールに入れたり、お昼寝したりしているうちに1日が終わりそう。そんな1日って、最高じゃないですか。