孤島の鬼

日々の備忘録。文章表現、感情表現の練習の場です。更新はなるべく毎日・・・

デジタル化の流れの中で

人間はどうあるべきか。仕事で言うならばどういったスキルを身に着けるべきか。どうするべき、という書き方が多いので、ややトーンを落として、どうしたほうが良いのか、どうすることが考えられるのか、という視点で考えていきたいと思う。

コミュニケーション能力、努力できる力、情報収集能力、やりきる力、時間をうまく活用する力、調整する力などいろいろあると思うし、どれも必要か不要か、という観点から言うと、すべて必要、合ったほうが良い能力だと思う。ではこれをどの能力から身に着けていけば効率よく実力を上げていくことができるのか。

コミュニケーション能力はストレスを減らして健康的に生きていくうえでも重要である。なぜなら人の抱える問題の99%は対人関係から発生しているからだ。対人関係を円滑に行うことでストレスの99%を改善できると、言い換えることができるだろう。ここでのポイントはたった一つ。他人に興味を持ちすぎないこと。すべての人と仲良く、という教育を受けて我々は育ってきた。その弊害もあって、社会に出てから、もしくはその前の段階でも、どうしても気の合わない人がいるということに対して、悪いのは自分だ、という思考に陥りやすい。こうすると自分を責めることにつながるし、自己肯定感が下がってしまう。その人が悪い、自分が悪いということではなく、単純に気が合わない、かみ合わせが悪い、マッチしないということは、動物である限り絶対的にあり得る。それは人間であっても同じである。それを無理に組み合わせようとするから問題が発生する。良好な人間関係とはなにも親友の数をいくつ作れるかということではない。自分にストレスを与えない人間関係をいかに構築できるかが問題なのである。

ではそのストレスを与えない人間関係を作るためにどういった努力ができるだろうか。それは他人をスルーするスキルを身に着けることである。自分は自分、人は人、これをきっちりと切り分けるのである。他人の課題を自分の課題と認識してはいけないし、自分の課題すら人にお願いすることで自分の時間を増やすことができる。世の中にはクリエイティブな仕事をしたい人がいる一方で、ルーチンを黙々とこなしていく、ただそれだけをやりたいという人もいる。どちらが偉いというわけではないが、世の流れからすると、後者はAIなどの科学技術によって代替される可能性がか高いが、それを好む人を否定するわけではない。そういった人のためにもルーチンはどんどん人に振る、AI等に代替していくという視点を持とう。

といったところで今日はお開き。