孤島の鬼

日々の備忘録。文章表現、感情表現の練習の場です。更新はなるべく毎日・・・

1つのことに取り組む+人の時間を奪う妖怪にあったら逃げろ。

前回マルチタスクは悪と書いたが、人は往々にしてマルチタスクを取りたがる。いっときにたくさんのことこなすことには魔力がある。夢中になってやっている間、アレヤコレヤと切り替えているとたくさんのことが一気に前に進んでいるように思われるだろう。しかしそれは幻想である。納得が行かないのであれば、1週間単位でマルチタスクを行う日と、シングルタスクを行う日を分けて、その成果を計測してみるといい。成果物を比べてみることでどちらがより生産的か実感を伴って理解ができるだろう。もちろんマルチタスクの方が生産性がよい、という人も中にはいるかもしれない。しかしそれは圧倒的に少数派であることを認識して、自らがマルチタスクであると信じるのであっても、一度シングルタスクで物事を進めて見ることが重要だ。

 

時間について。人の時間を大切にしない奴がいる。待たせているのに一本の連絡も入れない奴がいる。この場合待たせていることが問題なのではない。一本の連絡を入れないことが問題なのだ。そういう人間とは付き合わない方がいい。あなたの時間を軽視しているということはつまりあなた自身を軽視しているのだ。それに対して文句をいっても、数分でしょ、とまあ理解ができていないから人の時間を奪っても悪びれることがない。自分の尺度で、そんなことで怒るなんてなんて了見の狭い人だ、とレッテルを逆に貼られることすらある。不条理である。世の中は本当に辛い。なぜ自らが不当に扱われていて、それに反対の声をあげているのに、それは細かすぎるというような返し、反応を受けなければならないのか。本来であれば謝罪が欲しいところであるが、そこまでのことでもないし、謝罪についてもそこまでいうならまずはせめて謝ってくれよ、という心情の問題になってくる。こういった理解がない人に理解を求めようとしては決していけない。人間が分かり合える、ということは幻想である。人と人とはそんなに賢いものではない。というか上記のように人の時間を奪っておいて、こちらが文句をいうといやいや、それはちょっと細かすぎでしょ、という人とは決して話し合いなどしてはいけない。不毛オブ不毛。何にも生産性がない会話になるだろう。だって相手は人の時間奪っておいて謝罪もせずに言い訳をするようなやつですよ?そんな人と真面目にやりとりができると思いますか。

 

また価値観についても同様である。価値感が違うことについては、個々人がそれぞれの価値観を尊重して、決して自分の価値観に取り込もうとはしないことである。上記のようなやりとりにおいても、生産性という観点から話し合いは不毛である、としたが、心からの謝罪をしてもらうためには、こちらの価値観を理解してもらう必要がある。それはこちらの価値観の押し付けではないか。その価値観を選択しなくても、理解はできる人であれば素直に謝罪があるだろうが、上記の人はその理解ができない人である。その人は価値観は1つであり、それ以外を共感する能力が低いのだ。ようはサイコパスである。すぐさま逃げるのだ。

 

さて、今日はこんなところでお開き。