孤島の鬼

日々の備忘録。文章表現、感情表現の練習の場です。更新はなるべく毎日・・・

気遣いは行動でしか示せない。2

というわけで、前回は今の私の職場の状況を書き連ねたわけだが、端的に言うと長のサポートを行う平の動きが悪く、負担が長に集まっているという状況。平はこの4月にうちの部署にきたので当初は遠慮などもあったのだろうが、もうじき半年、そろそろ自分で判断して、できるところまではやらないといけない、と長と私は思っているところ。自分ができるところはどこまでか、それ以上は役職上位者でないとできないことがわかっていないことが問題だと思う。権限を明確にしていないというのが我々の問題点でもあると思うのだが、我々が担当するのは突発対応や接遇メインのところなので権限をどうこう、という話でもない。そのレベルまで至っていないのだ。例えばお茶汲みにしても、その時間に出す、という指示を出した場合、そのあとの業務を逆算して、じゃあ今のうちに湯飲みなど準備しておかないと、ばたばたしてしまう、というのが頭を使っていればわかるはずなのだが、全てを点でとらえているために、一つずつ対応することになってむだが非常に多い。

おそらく平にも言い分があって、必要な情報が与えられていない、ということを言いたいのだと思う。でも、私も長も、仕事を円滑に行えるレベルの情報は与えられているし、自分の仕事を全うするために足りない情報があるなら、そのままにしていないで自分で取りに行かないといけない。その意識が足りない。そう、全般的に他人事なのだ。自分の業務に必要な情報は放っておいても集まってくる、そんな風に思っているのだろう。今までの仕事でそういったものしか担当していなかったことが原因だと思う。もちろんそういった業務を担当してても常に頭を使おうとしている人はそんなことにはならないと思うのだが。とにかくそういった頭を使う訓練ができていない。そういった話を長としていたのだが、どれだけ頭のいい、素質を持っていても使わないと頭は悪くなっちゃう、ということを示唆しているように思う。必要以上に失敗に怯えていることも問題だと思う。失敗しないような業務。失敗が減点になるような業務、定型業務しかやってこなかった、そして世の中に定型業務と非定型業務がある、ということに対して無自覚だったのだろう。定型業務のさばきが上手いだけで、仕事ができると思っているのであれば残念だと思う。これをどう使えるようにしていくのか。個人的にはぬるい考えは厳しい環境におかれないと緩いということ自体に気がつかないので、ぽーんとそういった環境に放り込むのも一つではないだろうか。潰れるかもしれないけど。