孤島の鬼

日々の備忘録。文章表現、感情表現の練習の場です。更新はなるべく毎日・・・

速読のコツ、続編

速読のコツを以前書いた。と思って過去の記事を遡ってみたが、それらしいのがない。タイトルの付け方が悪いのか、タイトルとは書きながら脱線していく中で書いたのか定かではないが、とりあえずあらためて書いておく。

 

1.複数の書籍を同時並行で読む。

これは同じ分野ばっかりだと飽きるから。読書の疲れを読書で癒す、とも言える。書籍Aを読み、飽きてきたら気分転換に書籍Bを、これも飽きてきたら書籍Cを、ということでどんどん数珠つなぎ的に読んでいくといい。そのためには、常に3冊近い書籍を抱えることになるが、数をこなすためには致し方ない。

 

2.心の中でマントラを唱える。

マントラというと少し言い過ぎかもしれないが、速読の時に壁となるのが、音読はしていないが頭の中で音読、文章を声に出して読んでいること。今読んでいる文章も、目だけで追えているでしょうか。疲れてきたり、集中力が落ちてきたりしたときには、自然と心の中で読んでしまう可能性があります。そこで、以前に紹介したアウトプット大全で紹介されていた方法は、心の中でまったく意味のない単語、ここでは「インガー」という言葉が紹介されていましたが、これを唱えながら読書する、目だけで読む。別にインガーじゃなくてもいいですが、意味を持たない方が内容を把握するときの妨げにならないので良いと思います。

速読をしようと思う人は特に時間に対して厳しい感覚を持っていると思うので、数字を1~6まで数える間に1ページ読むというペースで読むのも、緊張感があっていいかと思います。

3.とにかく読み飛ばす、読み返さない

2と似ているようで微妙に違う3。大体人は内容を把握しようと必死に読み返したりしていますが、無用です。わかりにくい書籍であれば何度も読み返す必要があるという反論もあると思いますが、その場合は補助線となる参考書を読んだ方がなんぼか良いです。座ざっと読んだ方がいい。

 

今日は上記の1~3のコツに加えて最近新たに発見したというか効果があると実感したコツを紹介しようと思いましたが、今日のところはこれぐらいで。

ご縁

今朝、職場に行くと上司から「君は小説を読む人かね?」と言われた。「はあ。まあ種類によりますが」と不明瞭に答えるとではこれを貸してあげようと今野敏の隠蔽捜査シリーズの一冊を渡された。よくよく見るとシリーズ9作目。よく分からんが乗りかかった船、据え膳くわぬは男の恥ということでお借りして読むことに。まだ3分の1程度しか読んでいないが、なかなか面白い。そもそも私はミステリが大好きなのだ。その旨上司に伝えると「これはまあ警察小説だから、推理とかはまったくないよ」と言われた。そんなものかと思いつつも、謎があって、それが解明されるなら超楽しいじゃん!と思っている人なので、気にしないことにした。

そうそう、3分の1でだいたい100ページぐらい。セリフ重視なので、サクサク読めるという点も良い。いつ書かれたのかは把握していないが、サイバーテロが起きるといったところ。そこに警察特有の組織の理屈が働き、犯罪の面白さに加えて、組織内での思惑を推理するという面白さが付随されているように思った。

今野敏の作品はジャズ水滸伝を立ち読みしてなんじゃこりゃと思ったのと、このミスでよく名前だけは知っていたので面白い作家なんだろうな、という印象は持っていたので、今回こういった機会にめぐまれたことは大変ありがたい。本なんてものは世の中に腐るほどあって、読める数もかぎられているんだから、そのなかで出会った本は大切に読まないといけないって思っている。

警察小説というものを、これまであまり意識して読んでなかったが、自分の所属している組織でもまあどろどろした役職だ管轄だなんて話が色々と出てくるので、単純に勉強になる。トップの人間は政治で生きるというか、権力を保持することに躍起になるが、そんなことは私もどうでもいいと思っているし、ただ出世できる限りは出世したほうがいい、なぜなら権限が増えるから、ということを主人公が語っているのも私の考えと一緒で好感が持てた。

予想では3日程度で読めるだろう。

また感想はアップすると思う。

こどももがんばっている

帰ってきて、こどもが元気いっぱいなのでかわいいな~っと眺めてたら目の周りがちょっと赤い。うちのこはアレルギーをもってるので、この時期だんだんと咳が多くなってく。そういうわけで今回のこれもアレルギー?と問うたが、今音読中であとにして!とのこと。おとなしく待ってたら次は時間割を合わせないといけないから!と結構忙しい。しばらく待ってたらようやく帰ってきて、実は、と話を切り出した。

学校での出来事。うちの子が廊下でダブルクリップを拾ったみたい。それをお友達A君に見せて、A君に預けたんだけど、しばらくしてから、A君に返して~とうちのこが言ったら、そんなの知らないよ、とのこと。え、なんで渡したじゃん、いやもらってないよ、のやり取りが続き、いらいらしたらしいうちの子は、その子の自由帳の一ページがなぜかはわからないがノートとは別にちぎっておいてあるのをくしゃくしゃにしちゃったらしい。怒ったA君は、友人のB君、C君と一緒にうちのこに仕返しをしようと声をかけ、3人でうちのこをたたいたりしたらしい。よくわからないけど、布を振り回してたら、パチッと目にあたってしまって目の周りが赤くなった、というのが事の顛末。

うちのこは小学校低学年なので、A君の持っていた紙をくしゃくしゃにしてしまったことについては厳重注意。それでケンカになっても仕方ない、それは悪いことだと指導。ただそのあとの3対1になっちゃったのはかわいそうだし、B君、C君は本当にかっこ悪い!とまた学校の先生とも相談しとく!と伝えたら安心してた。

自分が小学生の低学年の頃を思い出すと、うちのこ、勇気あるなあ、と妙に感心してしまった。もちろん自分から手を出したのはよくないから、その点は本当に君が悪い!と説教したんだけど、うちのこは娘でもあるし、3人組は男の子だから、ずるいぞ!と思う気持ちもある。

そんなことが自分に降りかかった日にはなんか落ち込むというか、ふさぎ込んじゃうような気がするんだけど、お利口に宿題がんばってた。

この子を見てると、自分はもっと頑張らないといけないなと思う。いつもありがとう。

よもやま

三連休の中日はバンド練習。

月一ぐらいで集まるので午前中にだらだらと今日やる曲の準備などをして、午後から移動。家を出るときにドアノブが外れたので焦った。

久々の練習だったが、なかなか良かったと思う。バンド全体の録音はバンマスが共有してくれるのだが、後日となるので自分用のバンド練習用の録音機材、ポータブルだといいな、これを買おうかと思う。毎回4時間ほど練習するので、その準備ができるように。楽譜なんかも整理して、練習ごとにメモ付けて、練習記録を用意して行った方がいいな。

最近はだらだらと集まってだらだら練習して、とマンネリ化が続いているので、既存の曲だけでなく新曲に挑戦したり、バンドマンとしての幅を広げるように活動していきたい。なんというか、バンドマンって自分で行っちゃうの恥ずかしいね。

練習後は久々に全員そろって食事へ。年末から、年明けぐらいに向けてライブしたいねという話をした。あとそれぞれが好きなバンドの話。好きというよりも自分を構成する3つのバンドを挙げるとしたら?という話で色々と盛り上がった。ガールズバンドのゼルダとかはまた僕も聞いてみようと思う。詞が文学的であり、音楽的な雰囲気としてはハードロックより、ただ演奏がそこまでうまくないので、ヘタウマというか。個人的には初期筋少とか、80年代邦楽バンドブームの頃のバンドを参考にしたい。

人間椅子なんかはバンドブームに乗ってはなかっただろうが、今でも残ってやってるものな。

最近仕事ととして自分がやらなければいけないことを考える機会が多かったが、仕事だけじゃなくて、趣味のバンドや読書についてもぼちぼち進めていきたい。来年3月ごろには引っ越しを予定しているので、そこからバタバタするかなあ。

自分の時間も取れなくなるので、ますます健康や仕事の仕方(これはどうしても拘束時間を取られるので。)家族との接し方などいろいろ考えていかないといけない時期に来ている。身分的にも徐々に中堅どころになってくるしね。

取り留めなくなってきたところで、今日のブログはこの辺で。

 

最高の人生の見つけ方

アマゾンプライム最高の人生の見つけ方を視聴した。

ジャック・ニコルソンモーガン・フリーマン主演。

余命幾ばくもない黒人男性、モーガン・フリーマンが、同室となった大金持ちのジャック・ニコルソンと一緒に死ぬまでにやりたかったことをどんどんやっていくストーリー。それだけで面白いのだが、演じるのが名優二人なので、さらに引き込まれる。

二人の人となりを紹介すると、モーガンフリーマン演じる黒人男性は、自動車整備工をしながら家族を立派に育て上げ、家族からの信頼も厚い、ただひとつ、気になるとすれば家族に自分のすべてをささげてしまったこと。本人に後悔はなかったはずだが、思っても見なかった、自らの人生のあまりに早すぎる終わりの到来に、自分の時間があまりなかったのではないかと考える。医者から寿命を宣告されたあと、棺桶リストという、棺桶に入るまでにやっておきたいことをリスト化した。

このモーガンフリーマンと同室となった病気の男、ジャック・ニコルソンは、一台で10億ドルもの資産を築いたビジネスマン。皮肉屋で思ったことをずばずば言う彼も、病気の前では意気消沈。死ぬまでの間をどのように過ごすか思い悩んでいる。そんな中であった同室のモーガンフリーマンが書いた棺桶リストをみてしまったことから、自分が持っている資産を使うことに。

死期が近いという共通点を持つ二人が仲良くなるのにはそんなに時間はかからず、ある日モーガンフリーマンが書いた棺桶リストを目にしたジャックニコルソンは二人でそのリストを消化する旅に出ることを決意する。モーガンフリーマンには嫁がいたが、がんで苦しんでいるモーガンフリーマンが、その余命をいかに楽しく充実したものとして過ごすか考えているに対して、延命するように、抗がん剤治療を受けるように進める。病気の副作用で、治るかもわからない状態をいたずらに伸ばすよりも、まだ動けるうちにやりたかったことを済ませてしまいたいモードとなったモーガンフリーマンは家族を置いて旅にでる。

ジャックニコルソンはこの奥さんから、生前に旦那を奪ったとののしられるが、映画の後半、奥さんの良さもでてくるので、まあムカつかずに見てくださいや。

全般的にお涙ちょうだいのストーリーでこんなことを言うのは野暮というものだが、まあご都合主義よなあ。そりゃあ金があったら面白おかしく暮らせるわい。

タイピングの速さの伸び悩み

タイピング速度があがると、仕事がサクサク進むという話を聞いて、去年の暮れからネットのタイピングサイトでしこしこ練習をしてきたが、かれこれ9か月、だだっと練習をしてきたのですが、最近、タイムが伸び悩む。

お題は毎週変わるので、変わった最初や大分調子が悪いときは大体4.8文字/秒程度、1週間とりあえず毎日3回は練習するようにしているので、最後の方は5.5秒くらいになってくる。大分調子がいいと思った時でも6.0文字/秒ぐらい。この壁が全然破れない。とりあえず毎日ばしばしと打っているのだが、なかなかこれ以上は早くならないもんだろうか。当初どれぐらい早くなるという目標値を特に定めないままやってきたのでそろそろこの辺りで、新たな目標設定をする必要がある。

使っているタイピングサイトでは文字の入力速度と合わせて、正確に入力できた割合を出してくれる。だいたい95%ぐらいなのだが、これがあまりよくないらしい。多少スピードを犠牲にしても正確性を重視して練習するのが良いようだ。

あと6.0文字/秒が早いのか、まあ練習した人なら普通なのかもよくわからない。これが全国平均的にどれぐらいのもので、1年練習した人ならどれぐらいのレベルになるのが良いのか、探ってみようと思う。

とりあえずは速度の更なる向上と、正確性の向上、この二つは正確性の向上を優先とする。また速度については、どれぐらいの速度を目標値とするか調査する。

これからの練習の際はそれを意識して進めるのが良いのかもしれない。

あと記号と数値が出てきたときに明らかにタイピングスピードが落ちるのでそのあたりの工夫が必要かなあ。タイピングが巧い人、僕が使ってるサイトで評価Aを取るためには正確性と、記号、数字の入力に慣れる必要があると考えている。

次回以降の練習はこの点に気を付けていきたい。

 

さあ、3連休の初日。今週は頭から体調があまり良くなかったが、今朝は回復傾向。油断せずしっかり治しつつ、しっかり遊んでいきたい。

マジックアワー

2008年頃の映画。三谷幸喜脚本、監督。

昔の古き良き時代の映画、ビリーワイルダーをオマージュしたような作り。三谷幸喜は群像劇を描くのが巧いと思ってたんだけど、この時はあんまり。自身の思い入れのある映画を描くことで力が入っちゃったんだろうか。

映画のセットみたいな町のすかご町。そこにはマフィアがいて、主人公はボスの女と良い仲になってしまった、劇場のオーナー、ビンゴ。妻夫木聡が演じてるんだけど、どうも、なあ。ビンゴと良い仲になる深津絵里は、かわいいが、これもはまり役かというとどうも。深津絵里の顔立ちにはどうも知性や理性を感じて、本能的なところに刺さるものや訴えるものが、あんまりないんだよね。

二人の関係がマフィアのボスにばれてしまったからさあ大変。コンクリを脚に付けられて海に沈められそうになるところで、ビンゴが一計を案じる。自分はボスが会いたがっていたデラ富樫という伝説的な殺し屋と知り合いであり、自分の口利きがあればデラ富樫と会えるのだが、と交渉を持ちかける。誘いに乗ったボスはビンゴに5日の猶予を与え、デラ富樫を自分の前につれてくるよう命じるのだが、ビンゴがデラ富樫と知り合いであるというのは、その場しのぎの嘘だった。5日でその本当の顔は誰にも知られていない伝説の殺し屋、デラ富樫を見つけるのは難しく、早くも4日が過ぎてしまった。

最終日にビンゴがひらめいたのは、デラ富樫が見つからないなら、役者に演じてもらえばいいじゃんということで、売れない俳優を見つける。ここから俳優をだましつつ、ボスをだましつつというコメディ、それもまたアンジャッシュみたいなネタが始まるのだ。すれ違いネタとで言うのでしょうか。ラーメンズもなんか似たようなことやってましたが、なんか感心するなあって程度で爆笑ってなかなかならないよね。それでもボスと初対面する際に、何度も同じシーンを演じて、ナイフをなめまわすのは面白かった。そこが面白いぐらいであとはなんとなーくだらだらと過ぎてしまう。

ビンゴも行動様式もいまいち理解できない。というのも彼が劇場のオーナーという点があまり描かれてないからだと思う。

ラストシーンは失笑。何でそうなるのか、よく分からないままに勢いだけで終わってしまう。ナンセンスも良いところ。

タイトルや雰囲気が好きだっただけに、どうして脚本がこうなっちゃうの?と非常に残念な一本となった。

深津絵里とボスの西田俊之のコンビは結構はまったと感じたらしく、次回作素敵な金縛りでもコンビを組むこととなった。この映画もナンセンスの極み。やりたいことはわかるんだけど、いまいち一般には受けなかった残念な映画でもある。