孤島の鬼

日々の備忘録。文章表現、感情表現の練習の場です。更新はなるべく毎日・・・

先週の週刊プレジデント

先週の週刊プレジデントでビジネス本総選挙という特集をやっていたがあいに
くdマガジンで読んでいるため、肝心の特集部分の多くがカットされていた。
表紙から見るに稲盛和夫の生きるであったり、アドラー心理学の嫌われる勇気
、君たちはどういきるかなど、有名本ばかりで特に目新しいものはなかったが
、実際ちゃんと読んだ?と聞かれると概要を知っているだけであったりするも
のの多い。購入するまでもないとは思うが図書館で借りて一度はちゃんと読む
のも大事かと思う。
そういえば、今年はノーベル賞文学賞がなかった。来年度、今年の分とまと
めて2年分を発表するようだが、それはさておき、日本でノーベル賞といえば
村上春樹だ。もはや名誉ノーベル賞受賞者といってもいいだろう。
この人の作品は特に読んだことがなかったが、周りのファンがイマイチ好きに
なられず、敬遠していたのがその理由だ。どうも作品がどうこうというよりも
、この人の作品を使って自分語りをしたいという人が多いように感じられた。
そんなこともあってながらく読んでいなかったが、昨年ぐらいに縁あって、デ
ビューからの3作品を読むことになった。正直面白すぎるのだが、面白い小説
がすなわち何かしらのパワーを持つものかというとそうではないと思っている
ので、確かに面白いが、中身が何もない、というのが読んだ感想だ。それだけ
に、ファンは皆自己を投影しやすいのだろう。私が嫌がった村上春樹周辺のフ
ァンの感じ、あくまで感じで語っているので、偏見ということですが、これが
そういったものに感じられるのは理由があったわけだ。
こうして私は大手を振って村上春樹批判を行えるようになったわけだが、読ん
でみると、中身はないにしても非常に面白い。
ここでまた断っておくと、面白いが中身がないということは私にとってマイナ
スではない。もちろん、面白いし、さらに中身がある、という小説は理屈の上
ではあり得るのだろうが、それは時代性や、読む当人の状態、環境などに左右
されるものであり、非常に個人的な経験であるからだ。
ひとまず今日はこのあたりで。明日は私が面白いと思う小説の条件や具体的な
作品について記していこうと思う。