孤島の鬼

日々の備忘録。文章表現、感情表現の練習の場です。更新はなるべく毎日・・・

【読書】獄門島【途中経過】

横溝正史の獄門島を読んでいるところ。最近のドラマで「わたしたちはどうかしている」という横浜流星が主演のドラマが放送されているが、旧家(ドラマでは和菓子屋)の行く末、旧家特有の因習、一癖も二癖もある登場人物で、ちょうど読んでいるこの作品が連想された。こういった雰囲気のドラマは好きなんだけど、どうも横浜流星演じる主人公が実力不足、半人前扱いされていて、本人はそれに反抗するでもなく、何か言われれば無言、他の者(例えば女主人公)に代弁させて、するっと切り抜けるのだけど、そのあとなんかかっこつけて計算でした、という感じで、それがどうもすごくダサく感じるのだけど、こういうのは一生懸命見たらその時点で負けなんですかね。

さて結構な脱線をしてしまったが、獄門島である。瀬戸内海に浮かぶ島(獄門島)に向かう金田一耕助。戦争中に出会った友人の最後を伝えるために訪れた島で、田舎ではお目にかかれ無いような美女たちに出会って少々びっくり。散髪屋のおっさんに鼻毛伸ばしてたらだめだよ、という忠告を受けながら、島の主である鬼頭家との関わりを深くしていく。

読み始めてどうも夏っぽいなあと思ったが瀬戸内海の気候と散髪のシーンからかな。実際の時刻はどんなもんなんでしょうね。第一の事件のとき、確か6時半頃外に出たら暗くなってきているという描写もあったから、真夏だとまだそんなに暗くない?どれぐらいの時期か、もう一度あらためてみよう。

さて第一の事件であるが、これまた雰囲気たっぷり。姿は見えず松明の光だけで行動がある程度見えるが、それが本当にその本人かは定かじゃないような描写で、これは入れ替わりだのがあるのか、というふうに見ている。ここから物語は加速していくのだろうが、非常に楽しみ。

と、その後続きを読んだ。第二の殺人のところまで。また釣鐘という日本独自のものを使った現場は非常に魅力的で、盛り上げ方がうまいなあ。このとき金田一は留置所に捕らえられていたことからあとで話を聞くことになってるんだけど、ことが終わってから参戦する様子に、探偵というよりも解説者がふさわしい気がするな。

このあと、第3の殺人と意外な犯人、そしてどんでん返しがあって真相がわかるというような流れなんだろうが、できたら今日中に読み終えてしまいたいと思う。

連休もあっという間に折り返しを過ぎて残り3日と半日程度。心安らかに過ごせるのもあと少し。後悔しないように飲みすぎに気をつけて過ごしたいと思う。と言っても時期をずらしてまたすぐ休みを取るのでそこまで焦らないんだけどね。

今日はあと筋トレ、プロゲートをやって詰め将棋でもやるかな。いつも思うけど、中学生みたいな生活で幸せだわ。夏休みももうちょっとかー。最後にまたなんか楽しいことしたいね。花火とか?場所が制限されるけどなあ。